「友達がいない子と友達になりました」10代男性

「友達がいない子と友達になりました」10代男性

         このお悩みの回答者
山田ライオン
ピスタ代表

月間130万PVを誇るニュースキュレーションサイト(世の中のニュースをまとめるサイト)運営や法人向けのWebマーケティング代行業務で培った『リサーチ能力』を活かして、あなたのお悩みの解決策を代わりに調べてまとめます。2020年「もっと直接、誰かの役に立ちたい」と『お悩み相談サイトピスタ』を設立。好きな寿司ネタはびんトロ。

今回のお悩み

ウチの中学は3つの小学校から集まった(一学年)100人くらいの学校なんですが、そこで別の小学校から来た子と好きなゲームが同じだったことで仲良くなりました。

その子とは休み時間にゲームの話をしたり日曜に家に遊びに行くようになったのですが、ちょっと変わっています。

僕がテキトーに作った嘘の話でも「知ってる」と言ってきたり、持っているものをやたらあげると言ってきたりします。

この間は彼の家に行ったとき、買ったばかりのゲームまであげると言ってきました(もちろんもらいませんでした)

彼と同じ小学校から来た子の話では、彼は小学校のとき友達が1人もいなかったそうです。

それを聞いてちょっと重いと思ってしまいました。

僕には同じ小学校からの友達も何人かいるんですが、その子たちに相談すると彼がハブられそうで言えません。

彼とは話も合うしちょっと変なところはあるけど嫌いなわけじゃないし、でも友達がいない子と友達になるのはやっぱり重いです。

僕はどうしたらいいんでしょうか?


ポクモンさん(10代・男性)


人生では進学や就職によって人間関係が一新されるので、ポクモンさんのお悩みもそんな環境の変化によるものから来ているのだと思います。

それでも『友達のいない友達』のことをハブられるかもしれないからといって昔からのご友人に話されなかったり「友達を辞めたい」とまでは言われないことに関してはとても素晴らしいことであると感じました。

中学生というのは非常に多感で不安定な時期ではありますが、その頃にできた友人はこれから先もずっと友人であり続ける可能性も高い希少な存在です。

ですので今回は『友達のいない彼』とポクモンさん、そしてポクモンさんの昔からのご友人たちも含め、みなさんが友達になれるような方法を考えてみました。

本記事がポクモンさん方のお役に立てると幸いです。

まずは彼の話を聞いてあげる


ご相談文を読ませていただくにあたり『友達のいない彼』はやっとできた友達のポクモンさんに嫌われたくないがために、無理矢理話を合わせたり物をプレゼントしたりしてしまうのだと思います。

そこでまずは彼に面と向かって「そんなことをしなくても友達だから大丈夫」と言ってあげてください。

そしてできれば彼の話を色々と聞いてあげてみて欲しいと思います。

心理学の分野では、より良い人間関係を構築するにあたって一番大切なことは「まず相手の話を聞いてあげること」といわれています。

自分の話ばかりをするのではなく、まずは聞き手となって相手の話を聞いてあげることが信頼関係を築くために重要であるというわけです。

今の『友達のいない彼』は鎧を着て武装防御をしているような状態なので、本当の彼ではないかもしれません。

それでも最初のきっかけである「同じゲームが好き」という点はおそらく本心でしょう。

まずはゲームの話から始めていき、それから彼の内面や悩みについても色々と聞いていってあげて欲しいなと思います。

彼のいいところを見つけてあげる


現状の『友達のいない彼』は自分に自信がない状態であると思います。

世の中で自分に自信がない人はたくさんいますが「小学校時代に友達が1人もできなかった」という辛い経験は相当に自信を無くしてしまう大きな要因となりえます。

しかし今のポクモンさんであれば、彼の失ってしまった自信を取り戻してあげることができるかもしれません。

他人に自信をつけさせる一番の方法は「本人が気が付いていない良さを気付かせてあげること」です。

これは「褒める」のとはちょっと違って、些細なことであっても「いいね」と同調してあげるだけでも本人への自信につながることがあります。

まずはポクモンさんが『友達のいない彼』をよく観察し、彼のいいところを見つけてあげてください。

そしてそれをできるだけ自然な形で彼に伝えてあげます。

自分に自信が付いてくれば彼も本心で話すようになったり表情が明るくなったりと目に見えた変化が現れるはずです。

自分のグループに誘ってみる


友達のいない彼が変わってきたなとポクモンさんが思ったタイミングで、今度はポクモンさんの小学校からのご友人たちに彼を紹介してみてください。

これまでは彼とポクモンさん2人だけの関係でしたが、これから先は彼を含めた新しいコミュニティを作ります。

1つのグループとして仲良くなることで新しい人間関係が構築され、よりユニークな友人関係が築けるかもしれません。

もしどうしても彼が馴染めなかった場合は、元のように『友達のいない彼』と『小学校からの友人』と分けて付き合っていけばいいだけです。

ぜひともポクモンさんの力で『友達のいない彼』の新しい可能性を開拓してあげてください。

ここまで読まれて、もしかするとポクモンさんは「僕がそこまでしてあげないといけないの?」と思われているかもしれません。

しかしこの経験はこれから先のポクモンさんの人生にも必ず良い影響を与える貴重な機会になると思います。

そして全てがうまくいけば、少し大袈裟かもしれませんが『友達のいない彼の人生』も救えるかもしれません。

以上が今回、私からのアドバイスとなります。

本記事がきっかけとなり、ポクモンさんや彼、そして小学校からのご友人たちがかけがえのない親友となれることを願っています。

まとめ
  • まずは彼の話を聞いてあげる
  • ・より良い人間関係を構築するために、まずは相手の話を聞こう
  • 彼のいいところを見つけてあげる
  • ・彼のいいところに気付かせて自信を取り戻してあげよう
  • 自分のグループに誘ってみる
  • ・コミュニティにも誘ってみよう