「今の仕事が合わないので もう辞めたいです」20代男性

「今の職場は自分に合わない気がします」20代男性

         このお悩みの回答者
山田ライオン
ピスタ代表

月間130万PVのニュースキュレーションサイトの運営や法人向けWebマーケティング代行業務で培ったリサーチ能力を活かして、あなたのお悩みの解決策を代わりに調べてまとめます。2020年「もっと人の役に立ちたい」とお悩み相談サイトPistaを設立。好きな寿司ネタはびんトロ。

今回のお悩み

よろしくお願いします。


今の仕事は学生を卒業して初めて内定を貰ったところなんですが、仕事内容から人間関係も含めて全部自分には合わないと感じてきていて、できればもう辞めたいと思っています。


仕事内容は電話対応や書類整理など誰でもできることばかりで、やる気も湧かないし特にやりがいも感じません。


また部署内の仲が非常に悪くて派閥みたいなものもあり「あいつは◯◯の一派だから話をするな」みたいなことを言われて仕事を制限されるので、とてもやりにくいです。


ブラック企業というほどではないのかもしれませんが、派閥ごとの飲み会に誘われることも多くて、その飲み会に参加しないと次の日から社内での風当たりが強くなったりします。


このことを学生時代の先輩に相談したら「お前は社会人として甘すぎる」と言われてしまって他の人に相談しにくくなってしまいました。


学生時代にやっていた居酒屋のアルバイトは、店長もすごくいい人でバイト仲間のみんなもとても仲が良く、今とは違ってすごく楽しく働けていました。


もし今の仕事を辞めるなら、とりあえずはその居酒屋に戻ろうと思っているのですが、こんな僕の考えは甘いのでしょうか?

オフィシャルさん(20代・男性)





今のオフィシャルさんの職場は、日本の悪い風習が根強く残ってしまっている会社さんのようですね。

ただ残念なことにそういった会社は今でも日本にたくさん残っており、オフィシャルさんと同じような悩みを抱えている方も大勢いらっしゃいます。

まずは個人的な意見ですが、私は別段オフィシャルさんが「社会人として考え方が甘い」とは思いません。

さらにいえば今回のお悩みが、仮にオフィシャルさんの社会人としての甘さが原因であったとしても別に問題はないとさえ思っています。

現代はそういったしがらみを我慢して生きていく時代ではなくなってきており、自分の責任の範囲内であれば自由に生きて構わないと、個人的には考えます。

ですので、今のオフィシャルさんにも「全ては自分の責任だ」という覚悟さえあれば、会社を辞めるのも辞めないのも、全てはオフィシャルさんの自由です。

そして『自己責任の精神』さえ持っていれば、もっと大きな視野で物事を見ることができるようになります。

大きな視野で物事を見ることができるようになれば、オフィシャルさんが抱えている今の問題の解決策も自ずと見えてくるはずです。

そこで本記事では、今のオフィシャルさんのお悩みを解決するべく、下記3つのアドバイスをご用意しました。

  1. 会社を辞めない選択
  2. 会社を辞める選択
  3. 起業を視野に入れた選択

ちなみにですが、私は昔から「起業を推奨している派」であるため、少しだけ意見がそちら寄りになってしまう点だけはご了承ください。

本記事がオフィシャルさんのお役に立てると幸いです。

① 会社を辞めない選択


まずは「全ては自分の責任だ」という主体的な考え方を軸に、改めて冷静になってオフィシャルさんの今の仕事を分析してみてください。

その上で「まだ今の会社でやれることがありそうだ」「もう少しこの会社でやってみる価値がありそうだ」と思われる部分が少しでも残されているのであれば、今の職場を辞めないという選択を選びます。

電話対応や書類整理といった退屈な仕事であっても「やらされている」と考えて仕事をするのと「自分に任されている」と考えて仕事をするのでは見え方が全く違います。

また人間社会では、例えどんな所に行ったとしても少なからず派閥のようなものは存在します。

これは本能的に人間が仲間を作って群れようとする習性を持っているからですね。

この習性も理解した上で、今のオフィシャルさんが自立した考え方で今の職場や自分自身を鑑みて「まだ今の職場で得られるものがありそうだ」と思われるのであれば、もう少しだけ今の職場で頑張ってみるのも良いでしょう。

ただしこれは、オフィシャルさんのご相談内容から「職場での人間関係で、精神的に追い詰められている状況ではない」と私が判断したからこそのアドバイスです。

もしご相談の中に書けなかった「実は陰湿なパワハラに合っている」「眠れないほど精神的に追い詰められている」という切迫した状況なのであれば、今すぐにでも会社を辞め、とりあえずで良いので昔の居酒屋さんに戻られることをお勧めします。

あとのことは、それから考えても遅くはありません。

② 会社を辞める選択


次に会社を辞めるという選択です。

もし今のオフィシャルさんが「全ては自己責任」という自立した考え方を持ってしても「今の会社にはもう得られるものがない」「もっと別の会社を見てみたい」と思われたのであれば、思い切って仕事を辞めるという選択を選びます。

ただし仕事を辞めるのであれば、必ず『自分の目標』を持ってからにしましょう。

例えば「今の会社を辞めたら自分がやりたいことを1つはじめる」「将来こんな自分になりたい」などの漠然とした目標でも良いので、とにかく何か1つだけでも目標を決めて自分自身にコミット(約束)します。

たったこれだけでもオフィシャルさんが今の仕事を辞めることに意味が生まれますし、何よりこれから先の人生にも迷わずに済みます。

「自分がやりたいこと」を見つけるにはある程度の時間が必要かもしれませんが、これは『人生の目標』を決めることとも繋がってくるので、じっくりと時間をかけて探してみましょう。

ちなみに自分がやりたいことは『オフィシャルさんの得意なこと』や『好きなこと』にヒントが隠されている場合がほとんどなので、これを機にじっくりと自分自身と向き合ってみることをお勧めします。

③ 起業を視野に入れた選択


最後は『起業を視野に入れた選択』です。

前述の仕事を辞める、辞めないの選択肢の中で、私は何度も「全ては自己責任」という言葉を使ってきました。

これは今回のオフィシャルさんのお悩みが『全ては自己責任である』という主体的な考え方をオフィシャルさん自身が持つことで全て解決できるからです。

またこの『全ては自己責任』という考え方こそが、複雑化した現代社会を生き抜くための唯一の武器にもなります。

自立した人(主体的な人)は、例えどんな会社であってもどんな仕事であっても上手くこなしていくことができますし、どんな人とも生産的で良好な人間関係を築くことができます。

またSNSなどによって個人の存在がより可視化された現代の人間社会では「信用されること」こそが何よりも重要な要素であるといっても過言ではありません。

信用される人とは『どんなことでも他人や環境のせいにせず、自己判断と自己責任で動いている人』のことです。

ここからは私の個人的な意見になりますが、主体的な人であればあるほど、どこかの会社で雇われているのはもったいないと思っています。

組織の中に収まると、どうしても個人の自由判断で行動を起こすことが難しくなるので、それであれば主体的に動ける能力のある人は起業した方が良い、というわけですね。

終身雇用制度(会社が倒産しない限り定年まで面倒を見ますよという制度)が崩壊した現在の日本では、サラリーマンで居続けるリスクと起業するリスクとでは、それほど差がないと思っています。

これはあくまで私の考えですので、これを聞いたオフィシャルさんがどう思われるかはわかりませんが、こういった選択もあるよ、ということだけでも頭の片隅においていただけると幸いです。

以上が、私からのアドバイスとなります。

仮にどの選択を選んだとしても、自己責任の精神さえ身につければ今後のオフィシャルさんの人生は必ず上手くいきます。

まずはゆっくりと、焦る必要はないので少しずつ自分と向き合いながら答えを探してみてください。

ご相談、ありがとうございました。

まとめ
  • 今の仕事が合わない、辞めたい
  • ・自立した考えで今の仕事を分析し「まだやれることがある」「もう少しやってみる価値がある」と思われるのであれば、今の仕事を辞めないという選択を選ぶ


    ただし「職場で陰湿なパワハラに合っている」「眠れないほど精神的に追い詰められている」という切迫した状況なのであれば、今すぐにでも会社を辞める


    ・自立した考え方を持ってしても「今の会社にはもう得られるものがない」「もっと別の会社を見てみたい」と思われるのであれば、思い切って会社を辞めるという選択を選ぶ(この際は必ず『目標』を決めてから)

    ・主体的な人になることを目指し、起業も視野に入れてみる