「自分は営業に向いていないかもしれません」20代男性

「営業職に向いていないことに気が付いてしまいました」20代男性

         このお悩みの回答者
山田ライオン
ピスタ代表

月間130万PVのニュースキュレーションサイトの運営や法人向けWebマーケティング代行業務で培ったリサーチ能力を活かして、あなたのお悩みの解決策を代わりに調べてまとめます。2020年「もっと人の役に立ちたい」とお悩み相談サイトPistaを設立。好きな寿司ネタはびんトロ。


今回のお悩み

私は新卒でオフィス用品の営業の会社に就職したのですが、自分は営業職に向いていないかもしれません。

この会社を選んだ理由は、別にオフィス用品が好きだったからとかではなく、単純にインセンティブのある営業という仕事が面白そうだと思ったからです。

大学では少しだけマーケティングも勉強していたので、入社前には結構自信もあったのですが、今ではもう毎日辞めることばかりを考えています。

私は元々人見知りで、面と向かって人と話すことが得意な性格でもなく、同期で入った人たちが顧客の前でかなり強めに商品を勧めているところを見ると「マジか」と思ってしまいます。

一時は営業のための本なども読んで自分なりに結果を残そうと頑張ってみたのですが、どのやり方も自分には合わないと感じて、今も成績は悪いままです。

インセンティブがある営業の仕事自体は嫌いなわけじゃないのですが、私の性格に営業職が向いていないのだと思います。

オフィス用品ではない別の商材を扱う会社への転職も考えたのですが、今より厳しいノルマを乗り越えられる自信もなく、結果を残せる自信もありません。

今の私が何とか営業の仕事を続けられる良い方法はないでしょうか?

何とぞよろしくお願いいたします。


ポコリーマンさん(20代・男性)


営業職は向き不向きがはっきりと別れる仕事であるそうで、実際にポコリーマンさんのような悩みを抱えている営業の方も多いといいます。

ただポコリーマンさんが他の方と違うところは「営業の仕事自体は嫌いじゃない」という点です。

普通は成績が悪かったり、会社からのノルマのキツさで営業の仕事自体が嫌になってしまう人も多いそうですが、その点ポコリーマンさんはまだ可能性が残されているように感じます。

そこで今回は、ポコリーマンさんが営業の仕事を続けられる方法についてリサーチしてみました。

具体的には、下記の3つの方法が良さそうです。

  1. ① 自分に似た性格の同業者を探してみる
  2. ② 自分の興味がある商材を扱う会社へ転職してみる
  3. ③ Web業界へ転職してみる

本記事が、ポコリーマンさんのお役に立てると幸いです。

① 自分に似た性格の同業者を探してみる


まずは現状をそれほど大きく変える必要のない対策として『自分に似た性格の同業者を探してみる』という方法です。

ポコリーマンさんは人見知りで、対面の営業があまり得意でないとのことですが、世の中にはポコリーマンさんと同じような性格の方であっても、好成績を残している営業マンはたくさんいらっしゃいます。

人見知りの方は「聞き上手」や「相手の気持ちに共感しやすい」といった営業に必要な資質を備えていることが多く、相手からの信用を得られやすいという特徴があるのだとか。

ですのでまずは、ポコリーマンさんの会社内でポコリーマンさんと良く似た性格で結果を残されている方を探してみてください。

そしてその方が行っている仕事のやり方や話し方を真似てみる、可能であれば直接ご本人から営業のノウハウを教えてもらうといった方法が良いかもしれません。

もし社内にそのような方がいない場合には、同業他社の人で探してみたり、SNSで情報発信をしながら同業の方とコミニュケーションを取りつつ、話を聞いてみる方法も良さそうです。

② 自分の興味がある商材を扱う会社へ転職してみる


営業の仕事で一番重要なポイントは『お客さんから信用されること』です。


そのために必要なことは「お客さんの幸せを心から願えること」に合わせ「扱う商材が好きなこと」も重要です。

「お客さんの幸せ」というと綺麗事のように聞こえるかもしれませんが、自分の扱う商材によってお客さんの日常が少しでもプラスになると信じることができなければ、営業の仕事を続けていくことは難しいでしょう。

であれば、自分の扱う商材は「自分も好きで、本当に価値があると思えるもの」を選ぶべきです。

ただしサラリーマンという立場上、自分が心から100%信用して勧められる商品を扱っている会社はなかなか見つからないと思います。

その場合は『少しでも自分の興味がある商材を扱っている会社』を探してみましょう。

例えばお酒が好きなのであれば『ビールやワインの営業』、機械が好きなのであれば『車や医療機器の営業』、人が好きなのであれば『結婚相談所や人材派遣の営業』といった具合です。

自分が興味のある業界であれば、商材に関する知識や魅力的な提案の仕方なども自然と身についてくるはずです。

これが2つ目の商材を軸に転職を検討してみるという方法です。

③ Web業界へ転職してみる


前述の2つの対策がどちらもイマイチという場合には、思い切って『Web業界』へ足を踏み入れてみるという方法はいかがでしょうか?

Webであれば直接お客さんと顔を合わせる機会は少なくなりますし、言葉や仕草ではなく『文章力』で勝負することもできます。

私も長らくWeb業界に居ますが、Webはこれからもどんどん伸びていく業界でありますし、テクノロジーも日々進化しています。

Web上のマーケティングでは、お客さんの反応や売り上げ、またどういった方たちが商品に興味を持ってくれていて、どんなルートでたどり着いてくれたのかといった細かなデータも、全て明確な数字として見ることができます。

広告に使う画像や文字の色、言葉選びや文章の構成などでお客さんの反応が大きく変わる点も非常に興味深く、少なくとも飽きることがありません。

また私のように独立をすれば、自分が本当に使ってよかったと思える商品や本当に良いと思えるサービスだけをお客さんに勧めることができるので、仕事に対する罪悪感も無くなります。

もしポコリーマンさんが営業の本質的な「人と人の繋がり」という部分が好きなのであれば、Webマーケティング業界への転職もお勧めです。

参考 3ヶ月でWEBマーケターを目指す【Wannabeアカデミー】株式会社Shareway


上記はリサーチの途中で見つけたスクールなのですが、ここでは3ヶ月で基礎的なWebマーケティングの知識を学ぶことができる上に実務経験も得られるそうなので、Web業界への転職の際には有利かもしれません。

以上が、私からの調査報告となります。

本記事がきっかけで、ご相談者さんがこれからも営業の仕事を続けていけることを願っています。

まとめ
  • 自分に似た性格の同業者を探してみる
  • ・自分に似た性格の同業者の仕事ぶりや話し方を真似てみる
    ・可能であれば直接、本人から話を聞く
  • 自分の興味がある商材を扱う会社へ転職してみる
  • ・自分が興味のある業界であれば、商材に関する知識や魅力的な提案の仕方も自然と身に付く
  • Webマーケティング業界へ転職してみる
  • ・Webであれば直接お客さんと顔を合わせる機会は少なくなる
    ・言葉や仕草ではなく、文章力で勝負することができる