「学校に行きたくないです」10代男性

「学校に行きたくないです」10代男性

この記事を書いた人
山田ライオン
ピスタ代表

学生時代は生徒会長を務める真面目な生徒として過ごすも親の離婚をきっかけに不良の道へ。更生し20代前半で友人ら3人と会社を興すもすぐに失敗。その後アルバイトを掛け持ちしながらWebを学び2014年に独立。Webディレクターとして手がけた最初のサイトは月間130万PVを誇る人気サイトに。2020年「もっと誰かの役に立ちたい」と0から『お悩み相談サイトピスタ』を設立。好きな寿司ネタはびんトロ

今回のお悩み

中学2年の男です。もう学校に行きたくないです。

いじめられてないし特に学校に行きたくない理由もないのですが、何となくめんどくさいし集団活動とかの意味がわかりません。

親とかは高校の話とかもしてきますが別に行きたくないし、担任もあまり好きじゃありません。

自分でもよくわからないのですが、とりあえず学校に行きたくなくてどうすればいいのかわかりません。

こういう気持ちになるのって変なんですかね?

AZさん(10代・男性)


私もAZさんと同じく中学2〜3年くらいのときはとにかく学校へ行くことがめんどくさくて、毎日のように「学校に行きたくないなぁ」と思っていました。

もともと勉強は大嫌いでしたが、私も別段いじめられていたり友達が全くいなかったわけでもなく、とにかく毎日なぜかイライラしていたことをよく覚えています。

中学校の存在意義


当時の私は親や先生も含めて周りの大人たちの言うことが全て虚無に聞こえ、学校という存在の意義すらよくわかりませんでした。

それでも今ではこうして誰かのお悩み相談を受けたりする仕事をしているわけですが、結論からいうと現在の私は「中学校に行っていて良かった」と思っています。

これはAZさんに合わせてや世間的な常識という意味ではなく、単純に「中学校を卒業した」という誰もが持っているステータスが自分にも付いたからという、ごくごくどうでもいい理由です。

周りのみんなが当たり前に持っているものを自分だけが持っていないのは嫌じゃないですか?

その程度の理由です。

これは私の個人的な意見になるのですが、中学は高校と比べると納得がいかないことが多いです。

なぜなら中学生には義務は課せられることが多くても、権利が認められることが少ないからですね。

世の中では『義務を負ったものだけが権利を主張できる』というルールがあるのですが、中学生にはこれがありません。

ではどうすれば良いかというと「中学生とはそういうもの」と早々に諦めて自分だけの戦うフィールドを見つけることです。

このフィールドは「勉強(例えば英語だけとか)」でも「部活」でも構いませんし「あの高校に絶対に入る」といった大きな目標でも構いませんが、大切なのは『自分で決めること』です。

「親がこう言っているから」とか「先生が勧めてきたから」という他者が決めたフィールドではなく、自分自身で考えて戦うフィールドを決めます。

そしてその『自分で決めたフィールド』だけは他人から何を言われても気にしない、このフィールドだけは最低限手を抜かないと自分自身に約束します。

この自分で決めたフィールドで戦った記録は「中学校を卒業した」というステータスに「英語が得意になった」「部活で記録を残した」という付加価値がつきます。

中学生に認められた権利は少ないですが、今を生きる権利や自分のことを自分で決める権利はあります。

それを最大限に利用しようというわけですね。

中学校の存在意義はしょせんこの程度のものですが、誰の干渉も受けずに自分で決めたことを自分の力だけで戦ったという歴戦の記録は、今後のAZさんの人生にとって必ず大きな勲章となります。

自分のフィールドを決めると楽になる


AZさんや私のようなタイプの人間にとって、中学校は確かに不自由なところです。

これが高校生になるとバイトをしてお金を稼ぐことができるようになったり、世の中から半分は大人として認められるようになるので自由度や楽しさは格段に上がるのですが、とにかく今は不自由です。

それでも前項でお話しした『自分自身で自分だけの戦うフィールドを決めること』で、少なくとも学校に行くことや生きることがかなり楽になります。

なぜならそこに『自分だけの生きる意味を持った世界』をも同時に作ることができるからですね。

ただしこれは『自分で戦うと決めたフィールド』といったポジティブなものだけでなく、もちろんマイナス思考なネガティブな世界もあります。

AZさんから見て大人だと思う人たちも、ほとんどの場合に口にはしませんがみんな『自分だけの世界』を持っています。

そして日々、この自分だけの世界を最後の心の拠り所として生きているのです。

このときネガティブな世界を持っている大人の多くは、恥ずかしさからだったり人から弱い人間だと思われたくないのでこの話をしません。

そしてこのようなネガティブな世界を持った大人というのは、実は世の中にたくさんいます。

つまり中学生であるAZさんと世の中の大人たちでは、心の強さにそれほど大きな差はないというわけですね。

ただしこの心の強さは『自分で決めた約束事』を自分自身で守り続けることで、どんどん鍛えることができます。

中学生のうちからこの訓練をしておけば、AZさんが大人になったときにはもっと生きやすく、他の誰よりも面白い人生を歩むことができるようになるでしょう。

中学校の3年間は確かに長く、不自由です。

それでもこの期間をネガティブに捉えて腐るのか、ポジティブに捉えて利用するのかで今後のAZさんの人生の生きやすさや面白さが変わります。

重要なのは自分が子供だとか大人だとかは関係なく『自分のことは自分で決めること』です。

たったこれだけのことが、今のAZさんを必ず救ってくれます。

まずはゆっくりできる時間を確保して、自分自身と向き合ってみましょう。

そして「これなら自分でもできる」と思えることを『自分が戦うフィールド』に設定します。

本記事がAZさんのお役に立てると幸いです。

まとめ
  • 中学校の存在意義
  • ・中学校の存在意義は自分で何かを決めない限りないに等しい
    ・中学生に認められた権利は少ないが、自分のことを自分で決める権利はある
    ・自分自身で戦うフィールドを決め、そこだけは譲らない
  • 自分のフィールドを決めると楽になる
  • ・自分のフィールドを作ると自分だけの世界も同時に作られるので生きることが楽になる
    ・中学生と大人は心の強さにそれほど大きな差はない
    ・自分で決めた約束事を自分で守ることで心は誰でも鍛えられる