「勉強に集中できる音楽を教えてください」10代女性

「勉強に集中できる音楽を教えてください」10代女性

この記事を書いた人
山田ライオン
ピスタ代表

学生時代は生徒会長も務める真面目な生徒として過ごすも、親の離婚をきっかけに素行が乱れ地元の暴走族に。更生し20代前半で会社を興すもわずか半年で倒産。その後アルバイトを掛け持ちしながらWebデザインやマーケティングを学び、2014年に独立。Webディレクターとして手がけた最初のサイトは月間130万PVを誇る人気サイトに。2020年「もっと誰かの役に立ちたい」と『お悩み相談サイトピスタ』を設立。好きな寿司ネタはびんトロ。

今回のお悩み

私はいつも勉強をするとき好きなアーティストの曲をスマホで流しながら勉強しているんですが、この前父親から「勉強するならクラシックを聞きなさい」と言われました。

理由は「クラシックの方が集中できるから」だそうですが、私はクラシックとかに全く興味がありません。

父親は会社で役員をしていて大学もかなりいいところを出ているので、たぶん言ってることは間違ってないと思うのですが、私は自分の好きな曲を聴きながら勉強をする方が絶対いいと思っています。

でももし本当に集中力が上がるような音楽があるなら、それを聴きながら勉強してみたいと思います。

個人的なお願いになってしまうのですが、勉強に集中できるような音楽について教えてください。


やっこさん(10代・女性)


ご質問ありがとうございます。

2007年にスタンフォード大学の研究チームが発表した論文によると「音楽には学習能力だけでなく、集中力も高める効果がある」とのこと。

この研究を指揮した精神行動学のヴィノ・ドメノン助教授は「音の旋律が人間の脳内の状況を変化させ、理想的な学習環境を作り出す」と述べています。

参考 スタンフォード大学の研究で発見「音楽は脳を動かす」Stanford Medicine(英語サイト)


とりあえず音楽を聴きながら勉強をすることについては「学習能力や集中力アップの効果が期待できる」と科学的にも立証されていることのようです。

ただしいくつかのポイントも見つかりました。

そこで今回はやっこさんがさらに勉強に集中できるような音楽を探すため『勉強に集中できる音楽とは?』というテーマでリサーチを行ってみました。

本記事がやっこさんのお役に立てると幸いです。

基本的には自分の好きな音楽でOK


かつては「本当に勉強に集中したいのであれば音楽など雑音は完全に遮断した方が良い」という意見が世間の常識として存在していたようです。

しかし冒頭でご紹介したスタンフォード大学の研究チームは「人間には騒がしい群衆の中にいても目の前の人との会話はきちんと聞き取ることができる能力(カクテルパーティー効果)が予め備わっている」といいます。

さらにジョンズ・ホプキンス大学の研究チームは、音楽を流しながら勉強をすることについて「学習した情報を維持することにも効果的である」といい、学校や学習塾などの教室では音楽を流すことを推奨しています。

この際に教室で流す音楽はクラシックが代表に挙がっていましたが、讃美歌やラップといった『本人が楽しく新しい情報を記憶することができる音楽』であればどんな音楽でも構わないといいます。

つまり『自分の気分が高揚するような音楽』であれば、音楽を聴きながら勉強をすることで学習能力や集中力アップの効果が期待できるというわけですね。

どうやらやっこさんとお父さんの意見は、どちらも正しかったようです。

できれば歌詞のない音楽がおすすめ


ここまではアメリカの研究結果を基にお話を進めてきましたが、日本には「歌詞のある音楽は集中の妨げになる」という研究報告もあるようです。

これは「音楽の歌詞が言語として認識され、左脳が反応してしまう」という日本人特有の性質からきているのだとか。

日本語音楽の歌詞には「歌詞の意味を考えさせてしまうような表現が多い」そうで、これが勉強や仕事の妨げになってしまうというわけですね。

この事実を踏まえるのであれば、日本人が勉強に集中したいときに聴く音楽は『英語の歌詞の音楽(やっこさんが英語の歌詞も聞き取れてしまうのであればNG)』か『歌詞のないインストルメンタル音楽』が良さそうです。

またこの際に聞く音楽は日本伝統の三味線や笛を使ったものでなく、バイオリンやトランペット、チェロといった西洋音楽で使われる楽器を用いた音楽の方が、日本人の左脳は休まりやすいという研究結果もあるようです。

勉強に集中できる周波数


ここまで『音楽を聴きながら勉強をすると学習能力や集中力が上がる』『日本人には歌詞のない音楽の方が良い』ということがわかりました。

そこで最後に『勉強に集中できる音楽の周波数』についても調べてみました。

勉強をしているときには『言葉や数字の分析を行う左脳』が活発に動いているそうですが、このとき同時に『感性や創造性を担う右脳』にも刺激を与えることで、脳をリラックスさせるアルファ波が出やすくなるといいます。

右脳に刺激を与える具体的な方法は『高周波数(3500〜4000hz)の音楽を聴くこと』で、これはクラシックの代表格であるモーツァルトの楽曲に多用されている周波数なのだそうです。

また「人間が精神的に最も安定するとされている周波数は151hz」「432hzは癒し効果のある奇跡の周波数」「直感力を覚醒させる周波数は852hz」など様々な周波数に関する情報も見つかりましたが、効果のほどは人それぞれで意見が割れているようです。

周波数が人間の脳に与える影響についての研究はまだまだ歴史が浅いようで、明確なエビデンスを見つけることはできませんでしたが、やっこさんが実際に聞いてみて「良いな」と思われる周波数を探してみるのも面白いかもしれません。


実際にYouTubeで「集中 周波数」と検索されると、勉強に集中できる音楽として様々な楽曲が上がっているので、試しにこの中からやっこさんが心地よいと思われるものを聴きながら勉強されてみてはいかがでしょうか?

以上が私からの調査報告となります。

本記事がやっこさんの勉強のお役に立てると幸いです。

まとめ
  • 基本的には自分の好きな音楽でOK
  • ・本人が楽しく新しい情報を記憶することができる音楽であれば、学習能力や集中力アップの効果が期待できる
  • できれば歌詞のない音楽がおすすめ
  • ・日本人にとって日本語の歌詞は左脳の容量を圧迫してしまう恐れあり
  • 勉強に集中できる周波数
  • ・3500〜4000hz:脳をリラックスさせる周波数
    ・151hz:精神を最も安定させる周波数
    ・432hz:癒し効果のある周波数
    ・852hz:直感力を覚醒させる周波数