「お金持ちになるには何をすれば良いですか?」10代男性

「お金持ちになるには何をすれば良いですか?」10代男性

この記事を書いた人
山田ライオン
ピスタ代表

学生時代は生徒会長も務める真面目な生徒として過ごすも、家庭の事情から素行が乱れ地元の不良グループへ。更生し20代で起業するもわずか半年で倒産。その後アルバイトをしながらWebデザインやマーケティングを学び2014年に独立。初めてWebディレクターとして手がけたサイトは月間130万PVを誇る人気サイトに。2020年「もっと誰かの役に立ちたい」と『お悩み相談サイトピスタ』を設立。好きな寿司ネタはびんトロ。

今回のお悩み

僕はもうすぐ大学生になります。

大学では経済やマーケティングを勉強していく予定なのですが、将来は絶対にお金持ちになりたいと思っています。

僕の家は兄弟が多く、親も離婚しているので貧乏です。

今住んでいる家も狭く、弟たちが進学できるかどうかも怪しい状況です。

僕なりにどうすればお金持ちになれるかを考えた結果、経済やマーケティングを勉強してコンサルタントになれば月収で100万円くらいは稼げるとわかりました。

それで県内の経済やマーケティングが学べる大学を調べて、この間ようやく面接にも受かったところです。

でもこの話を久しぶりに会った親戚のおじさんに話したところ「コンサルタントになっても金持ちにはなれない」と言われてかなり不安になりました。

お金持ちになるには何をすれば良いのでしょうか?

僕はこのまま大学へ進学しても大丈夫なのでしょうか?

何かいい意見があればぜひ聞かせて欲しいです。

レーベンさん(10代・男性)




10代の内から「お金持ちになりたい」とはっきり宣言されていることに加え、その夢に向けて具体的な行動も起こされていることは非常に素晴らしいと感じました。

私はコンサルタントではありませんが、それなりにマーケティング業界にいた経験から言わせていただくと、お金持ちになるために経済やマーケティングを勉強されるという選択は決して間違っていないと思います。

なぜなら経済やマーケティングの世界に理解が深く、その力を上手に活用されている方は今現在お金持ちになっているケースが多く、世渡りも上手い方が多いからです。

有名人でいえば堀江貴文さんやオリエンタルラジオの中田敦彦さんなどがそうですね。

これは経済やマーケティングを通して『世の中のお金の流れ』を理解することで自分に向けたお金の流れをコントロールできたり、時代の流れを読む力に長けてくるからではないかと考えています。

そこで今回は『今のレーベンさんがお金持ちになるために何を学べば良いか?』についてまとめてみました。

ただし「大学へ進学して経済やマーケティングを学ぶ」という進路はそのまま変える必要がないと思っておりますので『お金持ちになるために知っておいた方が良い概念や哲学』をいくつかご紹介していこうと思います。

本記事がきっかけとなりレーベンさんがお金持ちになれることを願っています。

お金持ちになるための考え方


お金持ちになる方法は世の中にたくさんありますが、それらは全て共通した概念や哲学が元になっているといわれています。

それらをわかりやすく言語化してくれたことで世界的にも有名になったお金の哲学書が、アメリカの投資家であり実業家でもあるロバート・キヨサキ氏が1997年に発刊した『金持ち父さん貧乏父さん』です。


本書の中でロバート・キヨサキ氏は、お金持ちになるためにはまず下記2つの考え方が重要だと説いています。

  • 資産と負債の違いを理解して資産だけを買っていくこと
  • 投資と消費と浪費を理解してできるだけ投資にお金を使うこと

資産とは「自分のポケットにお金を入れてくれるもの」

例えば株や債券といった金融商品や収入を生む不動産や印税、ビジネスなど自分の元にお金を運んでくれるもののこと。

反対に負債とは「自分のポケットからお金を奪っていくもの」

例えば持ち家や自家用車、ローンなど自分の元からお金を奪っていくもののことです。

次に投資と消費と浪費の違いについては下記のように述べています。

  • 投資:お金を産むものにお金を使うこと
  • 消費:生活に必要なものにお金を使うこと
  • 浪費:無駄なものにお金を使うこと

つまりお金持ちになるためには、お金を使う際に「それが投資なのか消費なのか浪費なのか?」をきちんと見極め、資産を購入する『投資』にできるだけお金を使うように心がけることが重要というわけですね。

少し厳しい言い方では「金持ちは資産を買い、中流階級の人や貧乏人は資産だと思って負債を買う」とも語っており、これがお金持ちと貧乏人を分ける決定的な差であるとも書かれています。

こうしたお金持ちになるために必要な概念を、ロバート氏は「ファイナンシャルインテリジェンス」と呼び、学校では教えてもらえない大切な知識であると語っています。

世の中の仕組み


ロバート・キヨサキ氏は上記の『金持ち父さん貧乏父さん』を出版したのちに、金持ち父さんシリーズの続編として『キャッシュフロー・クワドラント』を出版しました。


本書は「世の中には4つの生き方があり、そのどこに属するかで経済的・時間的な豊かさが変わる」と説いています。

その生き方とは『従業員』『自営業者』『ビジネスオーナー』『投資家』の4つです。

このうち『従業員』と『自営業者』はお金のために働く人、『ビジネスオーナー』と『投資家』はお金を働かせる人として区分されています。

お金のために働く人は一生のほとんどの時間をお金を稼ぐことに費やしてしまうため、いつまでたってもお金持ちになれないといいます。

反対にお金を働かせる人はお金に働いてもらっているために自分が働く必要がなく、経済的にも時間的にも豊かで自由です。

レーベンさんが目指されているコンサルタントは、どこかの会社に就職するのであれば『従業員』、独立して起業されるのであれば『個人事業主』ということになります。

ですのでここからさらに『ビジネスオーナーになるにはどうすれば良いか?』『投資家になるにはどうすれば良いか?』を考える必要があるというわけですね。

以上が今回、私からの調査報告となります。

今回のご相談の回答としてはやや抽象的なお話が多かったため「具体的に何をすれば良いのかを知りたい」というレーベンさんには少し物足りない内容と思われるかもしれません。

しかし「これをすれば絶対にお金持ちになれます」という明確な回答はこの世の中に存在しません。

もしあるとしたら、それは詐欺が幻想です。

私も過去に『お金持ちの哲学』に興味を持ち、様々なお金にまつわる書籍を読み漁ったり投資関連のセミナーなどに参加していた時期があるのですが、結局一番わかりやすくて今でも残っているものが、今回ご紹介した2冊の書籍に書かれていることでした。

今の私はお金持ちというほどではありませんが、少なくとも世の中の多く人よりは経済的にも時間的にもゆとりのある生活を送ることができています。

今のレーベンさんは経済やマーケティングを学ばれるために大学へと進学し、そこで今回ご紹介した『お金の概念』を活かして自分だけのお金持ちになる道を探されることをお勧めします。

本記事がきっかけとなりレーベンさんがお金持ちになれることを願っています。

まとめ
  • お金持ちになるための考え方
  • ・資産と負債を理解して資産だけを買っていくこと
    ・投資と消費と浪費を理解してできるだけ投資にお金を使うこと
  • 世の中の仕組み
  • ・世の中には4つの生き方があり、そのどこに属するか経済的・時間的な豊かさが変わる