「ネガティブな性格を変える良い方法はないでしょうか?」30代男性

「ネガティブな性格を変える良い方法はないでしょうか?」30代男性

この記事を書いた人
山田ライオン
ピスタ代表

学生時代は生徒会長も務める真面目な生徒として過ごすも、親の離婚をきっかけに素行が乱れ地元の暴走族に。更生し20代前半で会社を興すもわずか半年で倒産。その後アルバイトを掛け持ちしながらWebデザインやマーケティングを学び、2014年に独立。Webディレクターとして手がけた最初のサイトは月間130万PVを誇る人気サイトに。2020年「もっと誰かの役に立ちたい」と『お悩み相談サイトピスタ』を設立。好きな寿司ネタはびんトロ。

今回のお悩み


よろしくお願いいたします。


私は30代でそれなりの給料も貰っていたサラリーマンなのですが、最近会社の方針で残業が禁止になり、副業をはじめることにしました。


副業をはじめたきっかけは、ただ時間が空いたからや給料が減ったからという理由だけではなく、今後会社からのリストラや倒産のリスクに備えるためでもあります。


しかし私の性格はどちらかといえばネガティブな方で、最近は何もかもを自分の裁量と責任で決めなくてはならない副業(起業)は、私に向いていないのではないかと思うようになりました。


もともと私は上手くいかないことがあるとすぐに他人のせいにしてしまったり、面倒な問題を先送りにしてしまいがちな性格です。


また物事の決断も遅く、石橋を叩きすぎて逆に不安になり、結局1歩も進めないということも良くあります。


副業を始めてからというもの、そんな自分の不甲斐ない性格が浮き彫りとなり、自己嫌悪に陥ってしまう日も少なくありません。


そんな自分の性格を、この機会に何とか変えられないものかと考えています。


できれば自己啓発本に書かれているようなことや起業家セミナーなどに参加するといった方法ではなく、毎日簡単にできる方法などで、まずは自分の性格を少しずつでも改善していければと思っています。


何か良い方法があれば教えてください。


ヤミーさん(30代・男性)

ヤミーさんからお悩みの相談をいただいた際、まるで昔の私のことを言われているようで「自分のネガティブな性格を直したい」という切実な思いに強く共感させられました。

昔の私はまさに今のヤミーさんと同じ状態で「失敗は他人のせい」「決断は遅い」「面倒ごとを後回しにする」といった3大ネガティブ要素を兼ね備えていました。

それでも今は「失敗は自分のせい」「とにかく決断する」「後回しにしない」という思考へと、自分を改善することができました。

そこで今回は、私の体験談も交えながらヤミーさんの性格を形成しているネガティブ3大思考を改善するための簡単で効果的な方法をまとめてみましたのでご覧ください。

おおまかには、下記の3部構成となっています。

  1. 人のせいにしてしまう性格を変える方法
  2. 「決断が遅い」を解決しよう
  3. 問題を先送りにしてしまう心理の対処法

本記事がヤミーさんのお役に立てれば幸いです。

① 人のせいにしてしまう性格を変える方法


ヤミーさんや過去の私を肯定するわけではありませんが「失敗を他人のせいにしてしまう人」というのは世の中に意外に多く、子供のころから『周りと同じであることが正しい』という文化で育ってきた日本人にとっては、特に多い性格パターンであるともいわれています。

『周りと同じ』ということは『没個性』と同義なので、個性を磨きながら自分に自信をつけていくというプロセスを子供のころに育むチャンスを与えられなかった人ほど、大人になると「他人のせいにしがちな人」になるそうです。

つまり『自分に自信がないから無意識に他人のせいにして責任を逃れようとしている』というわけですね。

とはいえ今日からいきなり「自分に自信をつけろ」というもの無理な話です。

過去の私もこの問題に直面し、一旦は改善そのものを諦めていた時期もあったのですが、とある一冊の本から非常に効果的な改善策を見い出すことができました。

その本というのが、全世界で3000万部も売れているというビジネス書(自己啓発本に分類分けされることもあります)スティーブン・R・コヴィー博士著書の『7つの習慣』です。


7つの習慣は、ものすごくザックリいうと「人生を豊かに生きる方法」が記された書です。

この書の中では一番最初に「主体的」という言葉が出てきます。

『主体的』とは「自分の人生に対する責任をとること」とあり、その対義語は『依存的』です。

幸せな人生を送っている人や人格者といわれる人は例外なく『主体的な人』であり、人生が上手くいっていない人や自分の人生が不幸だと感じている人の多くは『依存的な人』であるといいます。

私は初めてこれを読んだとき「何でも他人のせいにすることは、自分の人生に責任を取っていない依存的な行為だったんだ」ということに気付かされました。

それからというもの、私はついつい人のせいにしてしまいがちなときには「これは依存的な人の反応だ」と一旦冷静になって立ち止まるクセをつけるようにし「主体的な人ならどうするだろう?」と考えるようにしました。

たったこれだけのことですが、このクセを続けていくうちにいつの間にか他人せいにしてしまう性格が改善されていき、今では何かに失敗したときでも「まあ自分のせいだからしょうがないか」とそれほど落ち込むこともなくなりました。

主体性については、本書の中の『第1の習慣』にもっと詳しくいろいろな話が書かれているので、もしヤミーさんが本書に抵抗がなければ『第1章だけ』でもお読みいただくことをお勧めします。

また「字ばかりの本を読むのはしんどい」と思われる場合は、漫画版の7つの習慣も出版されているのでこちらがオススメです。

② 「決断が遅い」を解決しよう


決断が遅い人は『優柔不断』ともいわれ「間違った選択をして後悔したくない」という心理が過剰に働いてしまう人のことを指します。

これは先ほどの人のせいにしてしまう心理と同じく『自分に自信がない人』ほど多い傾向にあるといいます。

また決断が遅い人は『熟考タイプ』に多く、無駄にいろいろな失敗のパターンを想像してしまうため、なかなか決断できなくなってしまっているともいわれています。

これを解決する方法はとても簡単で「結局どちらを選んでも必ず後悔はする」という世の中の真理を理解することです。

ちなみにどちらかを選択した結果の後悔よりも『決断しなかったこと』による後悔の方がはるかに大きく、後々まで尾を引くといいます。

また心理学の分野には『選択のパラドクス』という定説があり「人は選択肢が多すぎると不幸になる」という心理作用があるといわれています。

選択肢が多いということは一見すると自由度も高いと思われがちですが、実際には選択肢が多すぎると人は選ぶことそのものができなくなってしまい、仮にその状態でいずれかを無理やり選んだとしても、その選択に対する満足度は低下してしまう、という説です。

もし仮にAかBかという2択ではなく複数の選択肢からの決断を迫られた場合には、まず『自分が求める結果から遠そうなもの』を順番に排除していき、できる限り2択になるよう絞り込むという方法が効果的です。

その後にした決断は結果として後悔を残すようなものになるかもしれませんが、その時は「もう片方を選んでいても結局違う形の後悔をしていた」と割り切って次に進みます。

世の中、生きるか死ぬかといった大きな決断を迫られることはそうそうありませんし、ほとんどの失敗は後からやり直すことができます。

それよりも「自分で決断(できれば即決)すること」を重視して新しいチャレンジに次々取り組んでいった方が、人生の幸福度も満足度も高くなります。

ヤミーさんも失敗を恐れず、まずは『決断すること』にフォーカスしてみてください。

余談ですが、私の場合はレストランなどでメニューを選ぶ際に「パッと目についたもの」や「何となく食べたいと直感で感じたもの」を即断でテキトーに頼んでみるという、決断力を養うトレーニングを行なっていました。

これは今でも「決断力が鈍っているな」と感じたときに行なっている方法でもあるので、もしよろしければヤミーさんもお試しください。

ものすごく単純なトレーニング方法ですが、結構効果はあります。

③ 問題を先送りにしてしまう心理の対処法


「問題を先送りにしてしまう」という心理は、実は先ほどの『決断』とも密接な関係にあります。

心理学には『決断疲れ』という言葉があるのですが、実は決断にはかなり大きなエネルギーを使っています。

つまり「1日に何度も大きな決断はできない」ということですね。

ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授によれば、言語選びや何を食べるか、立つか座るかなど『人は1日の生活の中で35000回もの決断をしている』といいます。

その結果、例えば仕事終わり間近で迫られた選択では、決断疲れのせいで『衝動的な決断』や『決断を先送りにすること』が増えるそうです。

これを解決する方法はとても簡単で『重要な決断は疲れてないうちにすること』でクリアすることができます。

これは「疲れていないときにした決断だから大丈夫だ」と自分に言い聞かせることで、徐々にですが先送りにしてしまう性格を改善していくことができます。

また「面倒くさい」という心理も、決断を先送りにしてしまう問題の要因となります。

「面倒くさい」にも、また単純な解決方法があるのですが、それは『とにかくやり始めてしまうこと』です。

脳内麻薬ともいわれる人の行動力を促してくれる『アドレナリン』や『ドーパミン』といったホルモン物質は、行動しないと分泌されません。

つまり『行動するためのエネルギーは行動しないと湧いてこない』というわけです。

なんとも厄介な性質ですが「とりあえず取りかかること」で行動力を促すホルモンを分泌させ、決断や問題解決のためのエネルギーを確保しようというわけですね。

「面倒くさい」ということは、やりたくないことに取り掛かるわけなので最初はかなりおっくうでしんどい思いをするかもしれませんが、徐々にホルモンが分泌され始めどんどんと楽になっていきます。

この人間特有の性質を知っているだけでも「問題を先送りにする機会」はかなり減るはずです。

性格を変える簡単で効果的な方法


ここまで『性格を変える簡単で効果的な方法』を3つご紹介してきましたが、実は3つとも、とても関連性が高い問題であることにお気づきになられたでしょうか?

とはいえ、どの問題も自分の考え方や捉え方一つでいくらでも改善してくことが可能です。

現代ではこうした問題にきちんと向き合っている人は「意識高い系」などと揶揄されてしまうこともありますが、個人的にはこうした小さな努力の積み重ねはネガティブな性格を変えられるだけでなく「人生がより楽しくなる方法」の1つであるとも思っています。

本記事がヤミーさんのお役に立てれば幸いです。

まとめ
  • 人のせいにしてしまう性格を変える方法
  • ・主体性を身につける
  • 「決断が遅い」を解決しよう
  • ・どちらを選んでも必ず後悔するという世の中の真理を理解する
  • 問題を先送りにしてしまう心理の対処法
  • ・疲れていないうちに決断する
    ・とにかく先に行動する