私は高校、大学時代と前からそれほど友達が多い方ではなかったのですが、社会に出てから就職した会社は年配の方たちばかりで、今では同年代の友達と呼べる友達が全くいなくなってしまいました。
高校や大学時代の友達は卒業後に他県へ就職してしまったりして疎遠になっていて、休日に気軽に会えるような友達が1人もいません。
連休前とかになると、会社の人に「どこか遊びに行くの?」と聞かれ、友達がいないことを悟られたくなくて適当な嘘をついてしまう自分に悲しくなってしまいます。
大人になってから同年代の友達を作る良い方法ってないでしょうか?
よろしくお願いします。
まきたそさん(20代・女性)
確かに社会に出ると、どうしても仕事が最優先となってしまうため、学生時代のように気軽に友達と遊べる機会も少なくなりがちです。
その結果だんだんと疎遠になっていき、最後は結婚を機にほとんど会わなくなってしまうというケースも多いようです。
実はこういった事例はまきたそさんだけに限った話ではなく、20代後半から30代以上のおよそ半数近くの方が「友達がいないこと」に悩んでいるといいます。
そこで今回は、まきたそさんが新しい友達を作れるように「大人になってから友達を作る方法」を様々な角度からリサーチしてみました。
具体的には下記の4つを順に検討していくやり方が効果的なようです。
- 友達を作る準備をする
- 趣味から友達を作る
- 習い事から友達を作る
- SNSを活用する
本記事がまきたそさんの新しい友達を作るためのお役に立てると幸いです。
目次
① 友達を作る準備をする
大人になってから友達を作るためにまず必要なことは『自分自身の棚卸し』です。
学生時代は学校で毎日顔を会わせる相手のほとんどが同世代で、周りもみな学生という状況下であるため、特に意識しなくとも自然と友達が出来ていたかもしれません。
これが大人になると学校という環境が『社会』に置き換わるわけですが、社会では年齢層もバラバラで上司や部下といった立場によっての利害関係も発生します。
そのため学生時代と比べると人間関係がより複雑になり、社会で友達を作ることは学生のときよりも難しくなります。
まきたそさんの場合は務めている会社が年配の方たちばかりということで、そもそも「同年代の友達が欲しい」という条件を満たせません。
であれば、これまでに踏み入れたことのない新しい世界に友達を探しに行くことになります。
そのための下準備として、まず「どんな友達が欲しいか?」「自分はどんな人間なのか?」「どんなことが好きなのか?」「友達と何をしたいのか?」など、事前に自分の考えや気持ちを棚卸ししてみましょう。
学校や会社で友達を作る場合は、顔を合わせる機会も多いため、それほど綿密な下準備をする必要はありませんが、新しい世界の友達候補になる人は、もしかするとたった一度しか出会うチャンスがないかもしれません。
そのときに後悔を残さないためにも、自分の考えや気持ちを明確にしておきましょう。
また一度にたくさんの友達を作ろうとするのではなく、まずは『1人』友達と呼べる人を作り「その人を下の名前で呼べるようになる」くらいの小さな目標を立てます。
そして変に自分を着飾ったり無理をして相手に合わせるのではなく、できるだけ自然体のままのまきたそさんで振舞うよう意識します。
大人になってからは学校という閉鎖的な環境とは違い、それこそ無限と呼べるほどたくさんの人との出会いがあるので、無理をして自分に合わない人と付き合う必要はありません。
自然体のままの自分と友達になってくれる人が見つかれば、もしかするとその人は『一生涯の友人』と呼べるような存在になるかもしれません。
② 趣味から友達を作る
下準備が整ったら、次はいよいよ行動です。
そこで最初にオススメしたい方法が『趣味から友達を作る』という手段です。
“大人になってから出来た友達との最初の出会いのきっかけは?”という問いに対し、一番多い回答が『趣味が同じだった』であるそうです。
心理学の分野には『類似性の法則』という「人は同じような価値観を持つ相手に対して好意を抱く」という法則があります。
自分が好きなものや興味のあるものに対し、相手も同じものが好きだとわかると急に親近感が湧いたり、存在が近く感じられた経験はありませんか?
これは『相手が同じ趣味・価値観を持っている』ことに対して自分の価値観が肯定されたような気分になるため、親近感や好意を抱きやすいという理屈なのですが、この法則は友達を作る際にも効果的です。
法則を使って・・・というと何か相手を洗脳しようとしているような気分になるかもしれませんが、単純に友達が自分と同じ趣味を持っていた方が楽しいですよね。
もし今のまきたそさんが「趣味なんてない」と思われる場合には、まず『自分の好きなこと』『やってみたいと思っていたこと』『やれそうだと思えること』を掘り下げていき、その中から趣味になりそうなものを探してみてください。
趣味は意外と「これを趣味にしよう」という決断から始まったりもします。
③ 習い事から友達を作る
次は『習い事から友達を作る』という方法です。
社会に出るとなかなかプライベートな時間を確保することは難しいかもしれませんが、例えば週に1回でもいいので料理教室や英語教室などに通い、そこで友達を探すという方法です。
このときのポイントは『きちんと顔を突き合わせられる環境に身を置くこと』です。
例えばオンラインスクールなどでは直接顔を合わせて会話することができないため、友達を作るハードルが少し上がります。
相手の細かな表情の変化や声のトーン、しぐさや行動も直接会って確認していくことで、後になってから「そんな人だとは思わなかった」というパターンを予防することもできます。
前述の『趣味』が習い事とリンクするのであれば、なお良いでしょう。
④ SNSを活用してみる
最後は『SNSを活用する』という方法です。
前述の趣味や習い事と絡めてSNSを活用することで、より多くの人と出会う機会が増えるでしょう。
例えばX(旧Twitter)であれば同じ趣味を持つ人、同じ習い事をしている人をフォローしつつ自分の価値観や成長記録をポストすることで、属性を絞った人脈がどんどん広がっていきます。
ただしSNS上では、人の悪口や愚痴、その他ネガティブな発言をすることはやめておきましょう。
顔が見えない分、SNSでのネガティブな発言はそのまままきたそさんのイメージとなってしまうため、友達ができるどころかどんどん人を遠ざけてしまいます。
こういった多少のリスクもあることを理解し、仮にトラブルがあっても自分で解決できる自信があれば、友達を作るためのツールとしてのSNSはかなり有効的な手段であるといえるでしょう。
以上が、私のリサーチした調査報告となります。
本記事がまきたそさんのお役に立てることを願っています。
- 友達を作る準備をする
- 趣味から友達を作る
- 習い事で友達を作る
- SNSを活用してみる
・「どんな友達が欲しいか?」「自分はどんな人間なのか?」「友達と何をしたいか?」など自分を棚卸する
・同じ趣味を持つ人とは仲良くなりやすい
・週に1度でも誰かと顔を合わせて会話してみよう
・リスク管理をしつつ趣味や価値観を発信してみよう