私は子供のころから勉強がずっと苦手でよく先生や親から「お前はホントに頭が悪い」と言われます。
頭が悪いことは自分でもわかってるんですが、一応自分なりにはちゃんと勉強はしてるつもりです。
でもいくら勉強しても頭に入ってこなくて、テストとかになると勉強したところを忘れてしまいます。
一回頭のいい友達に勉強のやり方を聞いたこともあるんですが、それを真似してもやっぱり頭に入りません。
勉強が頭に入らないのは頭が悪いからですか?
頭が悪い人はどんなに勉強しても無理なんですか?
のんのん(10代・女性)
私も子供のころから勉強が苦手なタイプで物覚えも決して良い方ではなかったので、のんのんさんと同じような悩みを抱えていた時期がありました。
学校では実に様々なことを教えてくれますが『具体的な勉強のやり方』は教えてくれないので勉強が苦手なタイプの学生は苦労させられますよね。
でもご安心ください。
勉強が頭に入らないのは決してのんのんさんの頭が悪いからではなく『頭に入る勉強のやり方を知らなかっただけ』のようです。
そこで今回はそんなのんのんさんのために『脳のメカニズムを基にした頭に残る勉強法』をまとめてみましたのでご覧ください。
- 人間の脳のメカニズムを知ろう
- 勉強が頭に入らないのは〇〇が足りなかったから
- 効果的な頭に入る勉強法
本記事がのんのんさんのお勉強のお役に立てると幸いです。
目次
人間の脳のメカニズムを知ろう
いきなり「脳のメカニズム」というと難しい話のように聞こえてしまうかもしれませんが、すごくシンプルなお話なのでご安心ください。
ドイツの心理学者であるエビング・ハウス教授によると「人間が新しく覚えた記憶は1時間後におよそ50%は忘れてしまう」といいます。
これは頭がいい人や記憶力が良い人も同じで、基本的に人間の脳は覚えたことをどんどん忘れていく仕組みになっているのだそうです。
では勉強ができる人とできない人の違いはどこにあるのでしょうか?
それは『記憶の残し方』にあるようです。
勉強が頭に入らないのは〇〇が足りなかったから
先ほど「人間の脳は覚えたことをどんどん忘れていく仕組みになっている」というお話をしましたが『記憶の残し方』を工夫することで一度覚えたことを忘れないようにすることができるといいます。
そんな記憶の残し方とは『復習をすること』です。
新しく覚えたことは1時間後に50%忘れてしまいますが、何度も同じことを学習(復習)することで記憶の定着率を上げられるのだとか。
例えるなら水のように薄い塗料で色を塗ろうとしてもなかなか色は着きません。
それでも乾いた上から何度も何度も同じところを重ね塗りすることで色を着けていくことができます。
つまりのんのんさんがいくら勉強をしても頭に入ってこなかったのは、ただ『復習』が足りていなかっただけ、というわけです。
効果的な頭に入る勉強法
ではさらに掘り下げて『効果的な頭に残る勉強法』もご紹介します。
前述のエビング・ハウス教授は「人間の記憶は24時間後におよそ70%は忘れてしまう」とも述べています。
この脳の仕組みを踏まえて頭に残る勉強をするためには『次の日にもう一度、前日と同じところを復習する』というシンプルな方法が何よりも効果的なのだといいます。
さらには『1回目は翌日、2回目は1週間後、3回目は2週間後』というタイミングで復習することが最も理想的なのだとか。(ちなみに『4回目は1ヵ月後』『5回目は2ヵ月後』)
また復習の優先順位については『自分が苦手だと思う部分を優先的に復習すること』を推奨しています。
さらに計算問題に関しては「最低でも4回は同じ問題を解くこと」で読解力や応用力も養うことができるのだとか。
これらを全てまとめると、ベストなのんのんさんの勉強法は『その日の勉強をした後に前日の復習する』ということになります。
またテストや試験の前には『週末にその週で覚えた苦手なところをさらに復習する』となお良さそうです。
以上が今回、私のリサーチした調査報告となります。
本記事がこれからののんのんさんのお勉強のお役に立てると幸いです。
- 人間の脳のメカニズムを知ろう
- 人勉強が頭に入らないのは復習が足りなかったから
- 効果的な頭に入る勉強法
・人間の脳はどんどん忘れていく仕組みになっている
・水のように薄い墨汁であっても、同じところを何度も塗ることで黒くすることができる
・次の日に前日勉強したところを復習する
・テストや試験の前には、週末にその週で覚えた苦手なところをさらに復習する