Jさん(30代・男性)
深刻な口下手の方は人とのコミュニケーションが苦手なせいで人見知りな性格になってしまったり、最悪の場合には人間嫌いや人間不信に陥ってしまう方もいらっしゃるといいます。
その点Jさんは「お客様と話すことは好き」とおっしゃっているので、まだまだ改善の余地があると感じました。
そこで今回はJさんの話し方や伝え方を鍛えるトレーニング方法についてリサーチしてみたのでご覧ください。
- 伝わらない理由は「相手に合った伝え方」をしていないから
- 話し相手のタイプを見極めよう
- 話し方のトレーニングは性格統計学から
目次
伝わらない理由は「相手に合った伝え方」をしていないから
対人コミュニケーションの統計データを体系化した『性格統計学』の分野から、より良い人間関係のあり方を提唱する日本ライフコミュニケーション協会代表・稲場真由美氏によると「対人コミュニケーションが苦手な人は相手にわかるように伝えられていなかっただけ」といいます。
人にはそれぞれ考え方や性格で異なる『タイプ』が存在し、その人に合わせた話し方・伝え方をすることでコミュニケーションが円滑になり、響く言葉や話し方の順序も自然と理解できるのだそうです。
話し相手のタイプを見極めよう
稲場氏は「人間には大きく分けて4つのタイプが存在する」といいます(上記の動画では3つといっていますが、職場の場合は4タイプで分析する方が良いそうです)
そのタイプとは『ビジョンタイプ』『ピースフレキシブルタイプ』『ピースプランニングタイプ』『ロジカルタイプ』の4つです。
この中で職場での伝え方として重要になるのは『臨機応変型のタイプ』なのか『計画性重視型のタイプ』なのかを見極める点にあるといいます。
例えば臨機応変型である『ビジョンタイプ』と『ピースフレキシブルタイプ』の人は「アレを片付けておいて欲しいんだけど・・」というざっくりとした指示を出しがちなのだといいます。
しかし計画性重視型の『ロジカルタイプ』や『ピースプランニングタイプ』の人には、これが明確な指示であると受け取ってもらえません。
つまり『ロジカルタイプ』や『ピースプランニングタイプ』の人に指示を出す場合は「あなたにこれをお願いします」と最後まできちんと伝える必要があるのだそうです。
このように最初に話し相手のタイプを見極めることで、その人に合った適切な話し方や伝え方が見えてくるといいます。
話し方のトレーニングは性格統計学から
今回Jさんのお悩み解決策をリサーチした結果、ここまでにご紹介した「話し相手をタイプごとに見極めて話し方や伝え方を変える」という『性格統計学』の考え方を活用されることが最も近道なのではないかと思いました。
最初にご紹介した稲場真由美氏は、性格統計学に基づいたコミュニケーション改善のためのオンライン講座や書籍出版もされているようなので、まずはこちらを参考に話し方のトレーニングをされてみてはいかがでしょうか?
以上が今回、私からの調査報告となります。
本記事がJさんのお役に立てると幸いです。
- 伝わらない理由は「相手に合った伝え方」をしていないから ・対人コミュニケーションが苦手な人は相手にわかるように伝えられていなかっただけ
- 話し相手のタイプを見極めよう ・人間には大きく分けて4つのタイプが存在する ・そのタイプのうち臨機応変型なのか計画性重視型なのかを最初に見極める
- 話し方のトレーニングは性格統計学から ・「話し相手をタイプごとに見極めて話し方や伝え方を変える」という『性格統計学』の考え方を活用されることが最も近道