最近、仕事が急に忙しくなったせいで休みが取りにくくなったり、それなのに全然仕事ができない部下の教育を私1人に押し付けられたり、さらに上司がもともと嫌いだった人に変わったりと、とにかくストレスが溜まっています。
そのことを一番仲のいい友達に相談したら「ストレスが溜まってるときは泣くといいらしいよ」と言われたのですが、普通に泣くのって難しくないですか?
それも友達に言うと「泣ける映画とか見ればいいんじゃない?」と言われたのですが、私は映画をあまり観る方ではないので、何を観ていいのか分かりません。
私の家は歩いてすぐに行ける距離にツタヤがあるので、映画を借りに行くことは簡単にできるのですが、変な映画を借りて貴重な時間とお金を失うのは嫌です。
こんなくだらない相談で本当に申し訳ないのですが、何かオススメの泣ける映画とかってありませんか?
あとできれば日本人が出てる映画や日本の映画じゃなく、できれば外国人の出ている洋画で泣けるものがいいです。
よろしくお願いします。
みぃ姫さん(20代・女性)
ご相談ありがとうございます。
私は自宅に200本以上のDVDを所有するそこそこの映画好きでもあるので、ぜひともみぃ姫さんのご期待に添えられればと思います。
そこで今回は、私の個人的なおすすめだけでなく、ネット上の映画評論も参考にした『泣ける映画(洋画)』を5本ご紹介します。
ぜひご参考いただけると幸いです。
目次
① 最高の人生の見つけ方
『最高の人生の見つけ方』は2007年にアメリカで公開された映画で、世界中の映画評論家たちから「傑作」と称されることも多い、泣けるヒューマンドラマの王道とも呼べる作品です。
モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンという大物アカデミー俳優が主演を務めるおかげもあり、ストーリーだけでなく味わい深い奥行きのある2人の演技も見所です。
自動車修理工として長年家族を支え続けてきたカーター(モーガン・フリーマン)と大富豪のエドワード(ジャック・ニコルソン)は、偶然同じ病院の一室で出会います。
その後、2人はともに「余命半年」を宣告されてしまうのですが、カーターの書いた「死ぬまでにやりたいことリスト」を見たエドワードは、それを実行しようと持ちかけます。
こうして病室を抜け出した2人は、世界中を旅しながら次々と夢を叶えて行くのですが・・・・。
本作は2019年に日本で吉永小百合さんと天海祐希さんが演じる女性版としてリメイクもされているのですが、みぃ姫さんが「日本人が出ていない方が良い」といわれるのであれば、2007年に公開されたオリジナル版の方がお勧めです。
ハッピーエンドともバットエンドともいえない本作のエンディングは、いろいろなことを考えさせられるとともに、見終わった後の充足感も相当なものとなるはずです。
② アルマゲドン
こちらも泣ける映画としては王道の作品『アルマゲドン』です。
ある日突然、世界中の大都市に複数の小隕石が降り注ぎ、街は一瞬で壊滅的な被害を受けてしまいます。
その後の調査によって、さらに人類を滅亡させる規模の巨大な隕石が地球に迫っていることを知ったNASAは、性格や素性にやや問題のある石油発掘のプロたちを集め、核弾頭を搭載したスペースシャトルでこの隕石を破壊するミッションを依頼するのでした。
1990年後期には様々な映画で「地球滅亡」というテーマが扱われましたが、アルマゲドンはその中でも頭一つ抜けた作品で、天才脚本家のJ・J・エイブラムスと数々のメガヒット作品を生み出している監督マイケル・ベイが手がけた超大作です。
また主演のブルース・ウィリスをはじめ、ベン・アフレックやウィリアム・フィクナーといった実力派俳優たちの人間味あふれる演技も本作を厚みのある作品へと押し上げてくれています。
ちなみに上映時間が2時間以上あるので、もしご覧になるのであればゆっくりできる時間を確保してからご視聴ください。
③ レオン
麻薬密売組織に家族を皆殺しにされた12歳の少女が、アパートの隣の部屋に住む殺し屋に恋をするという一風変わったストーリの本作。
公開は1994年とかなり古い映画なのですが、今だに根強いファンがいる不朽の名作として名高い作品です。
殺し屋を演じるジャン・レノをはじめ、少女役のナタリー・ポートマンやゲイリー・オールドマンといった今見ても豪華なキャスト陣も魅力で、特にゲイリー・オールドマンの『薬物入りのカプセルを奥歯で噛み砕くシーン』は今でも鮮明な記憶として残るほどのインパクトがあります。
ちなみに私は過去にこの映画を友達4人と観たことがあるのですが、エンディングで全員が号泣してしまったという、ちょっと恥ずかしいエピソードを持っています。
④ ルーム
『ルーム』は2015年公開のアメリカやカナダなどの4国合作の映画で、アメリカの映画評論サイトでは「ここ10年で最高の一作」と称されるほど高い評価を受けている作品でもあります。
物語冒頭、母親と5歳になる息子のジャックは、なぜか狭い部屋の中に閉じ込められた生活を送っています。
この親子はその後もなぜか部屋から出ようとはしないのですが、それでも幸せそうな毎日を送っていました。
しかしジャックが5歳になったとき、母親は「この部屋の外にはもっと広い世界がある」と息子に打ち明けます。
この部屋で生まれ、この部屋だけが自分の世界の全てだったジャックは、母親の突然の告白に混乱。
その後、母親はジャックを無理やりこの部屋から脱出させようとするのですが・・・という、ちょっとミステリアスなストーリーとなっています。
あまり詳しく物語をお話しするとネタバレになってしまうのでこれ以上は止めておきますが、私は当初この映画をミステリー作品だと思って観ていて、最後の最後で見事に泣かされてしまいました。
親子愛のあふれたとても心温まる感動作となっていますので、もし未視聴であればぜひともご覧ください。
⑤ ワールド・トレード・センター
最後にご紹介するのは、2006年公開の実話を基にしたノンフィクション映画『ワールド・トレード・センター』です。
9・11アメリカ同時多発テロで崩壊したワールドトレードセンターを舞台に、そこで活躍したニューヨーク警察や消防隊たちの真実を描いた作品となっています。
テーマがテーマだけにこの作品をオススメするのは正直かなり悩んだのですが、私はこの作品を1年に一度は必ず観るようにしていて、その度にいろいろなことを考えさせられる優良作品であると思っているので、今回は最後の1本として紹介させていただくことにしました。
事実を基にした映画なのでかなり生々しい残酷なシーンもいくつかありますが、それでも「人間とは?」といった答えのない深いテーマを語りかけてくるような、ただの感動作品ではない1本となっています。
以上が今回、みぃ姫さんにオススメしたい『泣ける映画(洋画)』5作品です。
もしよろしければ、ご覧になってみてください。
- オススメの泣ける映画(洋画)5作品 ・最高の人生の見つけ方 ・アルマゲドン ・レオン ・ルーム ・ワールド・トレード・センター